その出版社を知ることが大切

本を出版するにあたって、自費出版の場合確認しなくてはいけないことがあります。
それは、「所有権はどちらにあるのか」ということです。

出版契約が、以下のどちらに当てはまるかで収入の流れなどが変わってきます。
A 出版社の商品として本を作成する契約
B 著者に所有権があり、出版社に販売を委託する契約

Aの場合、所有権は出版社にありますので、著者は印税を受け取る形になります。
また、売れ残りは出版社のものとなり、断裁などの権利も基本的に出版社となります。

Bの場合、所有権は著者にありますので、本の売上金を受け取ることとなります。
また、売れ残りは著者のものとなり、あくまでも出版社に対しては委託という形になります。

一般的な自費出版は、Bの契約方式がほとんどです。

本の所有権は著者にあると言いながら、印税を支払う方法を取る出版社があります。
このケースはほんの販売分を出版社に贈呈することとなりますので、出版社側に一方的に有利な契約となります。
そのような出版社とは、契約を結んではいけません。

また、出版費用を出版社と著者の双方で分担する、という説明をする出版社もあります。
その内容について契約書に明記されていない場合は、出版社は支払わない可能性もあります。
そういった説明をされた場合は、きちんと契約書の確認をしましょう。

著者に権利がある場合、大量の売れ残りが発生してしまうと、売れ残り在庫の管理費として莫大な金額を請求されることもあります。
発行部数の設定もきちんとしなくてはいけませんし、万が一売れ残りが出た場合についても対処の方法について説明を受けましょう。

口頭で良いことを並べて説明されていても、契約書の内容は全然違う、というトラブルもよくありますのでご注意下さい。